高校生の段階でSEになりたいと思っている方は先見の明があると個人的には思います。
SEはこれからの時代、必要度がどんどん増してくる職種です。
高校生でSEに興味を持った方のために、SEになるための大学および学部の選び方を紹介します。
後述しますが、専門学校や高卒はあまりおすすめしていません。
SEという職種を理解する
まずはSEがどういう仕事か理解してください。
多くの人が、パソコンの前で黙々とひたすら作業する仕事だと思っている現状です。
現実は、コミュニケーションの能力が非常に大事になる仕事です。
パソコンの仕事なんてできて当たり前で、その上に人間的なスキルが非常に重要になってきます。
黙々とパソコンに向かって作業したい方は、SEよりもプログラマーという職種の方が向いています。
参考:猿でもわかる!?SEとプログラマーの違い
1つのシステムは、お客さんや上司、プロジェクトメンバー、委託企業などとコミュニケーションをとりながら完成していくものです。その音頭を取っているのがSEです。
はっきり言うと、人との付き合いが嫌いな人には向いていません。
人と関わりたくないからSEに入ったのに、パソコンの仕事はほとんどなく人との調整作業ばかりで、「思っていた仕事と違う!」と辞めていった人も沢山知っています。
自分がなりたいのはSEなのかプログラマーなのか考えてみてください。
もちろん今結論出さなくても、大学の4年間でじっくり考えてみるのもいいと思います。
どの学部を選ぶべきか
大学の学部は、情報系を選ぶといいでしょう。
10年前にはありませんでしが、今ではほとんどの大学に情報系の学部が存在します。
IT知識を得るための環境が整っていて、勉強したい人はどんどんスキルを伸ばしていけます。
情報系の学部であればどの大学でもいいわけではなく、良い企業に入りたければそれなりの大学を選ぶべきです。
目安としては、
- 関東だと、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)以上
- 関西だと、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)以上
大手の情報系の会社から学歴フィルターで門前払いに合わないレベルの大学を目指すべきです。
情報系じゃなくてもSEにはなれる?
身も蓋もないようなことを言いますが、情報系の学部じゃなくてもSEにはなれます。もっと言ってしまえば新卒であれば、プログラミングができなくてもSEになれます。
大学時代に身につけておくべき最低限のスキルは、コミュニケーション能力です。
積極的に色んな人と交流して、コミュニケーションが取れるように頑張ってください。
SEという職種は実はコミュニケーション能力が非常に大事になってくるのです。
参考:SEになるために必要なスキルって!?
もう一つ学べるとしたら英語
グローバル社会において、英語が使えるということは大変大きな武器です。
企業でもオフショア開発といって海外のプログラマーに仕事を委託しているケースが多くあります。
また、何も日本の企業にとどまらず海外の企業で働く道だってありえますよね。
世界中から超一流の人が集まるような大企業(例:Google)など、普段のコミュニケーションが英語です。
つまり英語が話せて当たり前の世界。
今の時代、ITと英語のスキル両方あれば、向かうところ敵なしといった印象です。
大学の潤沢にある時間の中で学べるのであれば英語も学んでおくと良いと思います。
海外の方とも積極的にコミュニケーションが取れれば、英語もコミュニケーション能力も両方上がって一石二鳥です!
専門学校や高卒という選択肢
専門学校で、ITを専門的に学ぶ選択肢もあります。
しかし、わたしはあまりおすすめしません。
なぜなら、相変わらず企業は学歴を重視しているからです。
会社に勤めずに働くと決めているならば別ですが、SEとして企業に就職したいと考えているならば4年制の大学を卒業したほうが断然有利ですし、多くの場合は給料も大学卒業していたほうが沢山貰えます。
高卒での企業勤めも同様ですね。
大学に進学できるのであれば、進学した方がいいというのが個人的な考えです。