IT求人票のSEとPLとPMの違いは何?面接で恥をかかないために…

    2017.06.07

SEの求人票を見ているとよく見かける、

  1. SE
  2. PL
  3. PM

の用語の違いについて解説します。

ざっくり説明すると、プロジェクトを推進するときの役割の違いです。それぞれがどこの役割か見ていきましょう。

「SE」「PL」「PM」全体像

まずは個別に説明する前に、関係性を見ていきましょう。あるシステムを開発するというプロジェクトが発足すると、プロジェクトチームが組まれます。それぞれのスキルによって役割が決まるのですが、その中で出てくるのが「SE」「PL」「PM」という言葉です。

プロジェクト全体の統括者が、PM。プロジェクトマネージャーと呼ばれる人です。このプロジェクトの責任者です。決済など含めて最終的な方向性も決めます。PMを担う人は、部長や課長など、それなりにキャリアのある人である場合がほとんどです。

その下に位置するのがPL。プロジェクトリーダーと呼ばれる人です。PMと同じようにプロジェクトを統括する役割も担いつつ、自身も開発したりします。イメージとしては、出世街道に乗った期待の若手といった感じでしょうか。

そして、その他がSE。システムエンジニアと呼ばれる人ですね。その他というと、虚しい響きですが、要するに役職のない平社員という位置づけです。

SE(システムエンジニア)の役割

未経験でSEを目指す場合はまずSEからスタートです。もしかすると、その下のPGからかもしれません。・・・またよくわからない単語で出てきましたね。すみません、PGとはプログラマーのことです。

システムエンジニアで入社しても経験のためにプログラマーからスタートする場合はよくあります。理由としては、管理する立場になったときに、プログラムが少しも分からないと正確な指示が出せないからですね。

書類作成や顧客調整、プログラミングなど、システム開発に関わる全てのことを行います。その他大勢という説明をしたので単なる作業員と思われた方もいるかもしれませんが、システムエンジニアは作業員じゃ務まりません。

システムを高品質でスケジュール通りに進めるための、ありとあらゆる手段を模索、頭をフル回転しながら一人ひとりが意見を出し合い強力しながら進めていく仕事です。

完成した時の達成感はとてもうれしいものがあります。

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PL(プロジェクトリーダー)の役割

プロジェクトリーダーの役割はプロジェクトリーダーの補佐と、プロジェクトメンバーのモチベーションの維持であったりスケジュールの管理、システムの品質担保など、決定権こそないものの管理職的な役割を担います。

基本的にリーダーシップをもって進めていくのはプロジェクトリーダーの役割で、プロジェクトリーダーの質によって、メンバーの本来の力がどれだけ発揮されるかが決まってくるといっても過言ではありません。

それだけ重要な責任ある役割ですが、システムができあると、「自分で作った!」という自覚がエンジニアの頃より遥かに強く持てます。(それくらい大変であるということですが・・・笑)

将来的に管理職(マネージャー)を目指している方は、まずはプロジェクトリーダーを目指してください。プロジェクトマネージャーと近いところで、人やスケジュールを管理する方法を学び、大抵の場合は、そのままマネージャーのルートで出世していきます。

PM(プロジェクトマネージャー)の役割

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを統括するラスボス的存在ですね。予算、スケジュール、人員など、プロジェクトに関するあらゆる決定権を持ちます。

自信がシステム開発を行うことはほぼなく、基本的には管理職に就いている人がプロジェクトマネージャーになります。

システム開発がスタートした後は、中の指揮はプロジェクトリーダーが基本は行いますが、陰ながらボソッとアドバイスしたり、欠点を見つけたら指摘したり、問題があったら先頭に立って誤ったりしてますね。

また、1つのプロジェクトだけに携わっているプロジェクトマネージャーはほとんどおらず、複数のプロジェクトを1人が並行して担当することが多いです。

ですので、複数を並行して見れる力や、高いレベルの管理能力が求められるため、一朝一夕では身につかないスキルになります。

プロジェクトマネージャーを目指すのであれば、SE → PL → PMといった順で経験を積んで出世してきましょう!

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