
新しい職種を選ぶ時はいつだって不安をいだきます。本当にこの道を選んで大丈夫だろうか。後悔はしないだろうか。
こういった多くの心配は自分の無知から来ることがほとんどです。初めての人は何も知らないのです。本当のところを知りたければ中の人に聞くかその業界に詳しい人に聞くしかありません。もしくは、自分自身が実際に体験するか。
未経験者がSEを選ぶ上で最も気になることが、ブラック企業なんじゃないかな・・・という不安。
世間一般では、SE = ブラック というイメージがつきまとっています。わたしも古い友人に「SEで働いているよ」と言うと、「ブラック企業乙」といった感じの反応をされます。
実際にSE会社はブラック企業が多いです。ただでさえブラック企業が多いのに未経験を受け入れるSEなんてブラックに決まっているというという式が出来上がってしまっているんですね。
しかし、未経験のSE職でもホワイト系の企業はあります。その辺りを詳しく説明していきます。未経験からSE職を目指している方は参考に選んでいただければよいかなと思います。
目次
ブラックSEの特徴
ホワイトかブラックはその人次第という考え方もあります。しかしそんなものは方便に過ぎずやはり、ブラック企業の見極め方は、時間、人、仕事内容で判断すべきでしょう。
まず残業ですが、求人票の時点で40時間を超えていたら結構怪しいですよね。「最低でも40時間は残業することを意識しておいて入社してね」ってことですから。最低でも40時間ですよ。1日2時間です。6時に終わる会社であれば早くて8時です。
次に人。ブラック企業の特徴としては、怒鳴り散らす上司であったり劣悪な人間関係があります。実際に働くまで実際に中にいる人は分かりませんから基本的には運なのですが、オフィスが汚い会社とかは危険かなと思ったりします。人間関係はかなり大事なので面接でも社内の雰囲気などは聞いておいたほうがいいです。
最後は仕事内容。やりたくない仕事を永遠にやらされたり、先輩や上司の余計な仕事を押し付けられたりする環境は最悪です。SEたるもの向上心があるはずで、技術を伸ばしていきたいという思いがあって入社してるはずです。思ったような仕事ができないことのストレスは耐えられたものではありません。
未経験可なブラックSEの見極め方
未経験可能な求人を出しているブラックSE企業の見極め方を紹介します。
ハローワークに出している
わたしの主観もかなり混ざってますが、ハローワークに出しているような企業は、未経験とかどうこうの前にブラックの率が非常に高いです。無料で掲載できますからね。企業側はリスク0なんです。ハローワークに出している時点で「コストはかけたくないけど人材は欲しい」と言っているようなもので、そんな企業がちゃんとした研修であったり人材育成をしてくれるとは思えません。
大手企業は、マイナビやリクナビ。かっこいい系の企業は各種IT系専門の求人サイトなどに出しています。今時ハローワークに出しているということは、一般の転職サイトでは相手にされない企業か、もしくは先程も話したコストをかけたくない企業です。
(あえて悪い言い方で言いますが)ハローワークに行く人はめちゃくちゃ情弱だと思います。
みなし残業
みなし残業の時間は気にした方がいいです。みなし残業とは、残業しても○時間までは残業代を出しませんよというルールです。求人票をよく見ると、みなし残業40時間とか書かれていたりします。この場合は、40時間は残業しても残業代がでないという意味です。40時間を超えた場合は残業代が出ます。
みなし残業代分のお金は実は月給の一部として組み込まれています。ですから給料は少し高くなるはずなのですが、実際はみなし残業があるにも関わらず給料が低いところがあり、そういう会社は注意が必要です。
大量募集
未経験者を大量に募集している企業がたまにあります。そういう会社は基本的には派遣的な事業を運営しているSE企業です。大量に募集して、雑な研修を行い適当な派遣先の会社へ送り込むという流れです。
社員を育てようという意識はなく、駒のように扱います。一人いなくなれば、また一人補充すればいいや的な感覚です。どんなキツイ現場に送られても助けてもらえず自分でどうにかするしかありません。
そんな企業でSEとして成長できるはずもなく、ただ意味のない時間が過ぎていくだけです。時間とキャリアの無駄なので選ばないようにしましょう。
ブラック企業の見極め方についてはこちらでさらに詳しく解説してますので、参考にしてください。
→ IT業界のブラック企業の特徴と見分け方を教えます
未経験でもホワイトなSE企業とは?
一方で未経験者を募集していてもホワイト寄りなSE企業もあります。その特徴をいくつか挙げますが、当てはまる数が多いほうが優良な求人と見ていいでしょう。
ポテンシャル重視
完全にはホワイトとは言い切れませんが、ちゃんと人としては見てくれるはずです。
未経験可な求人をよくみるとポテンシャル重視と書かれている求人があります。こういった企業は誰でもいいという考えではなく、将来会社の核となってくれるような人材を探しています。
ですから、大量募集の会社のよう雑な扱いはされず、人として成長していけるように教育させるはずです。
しかし、それと仕事の忙しさは関係ないので、激務な会社かどうかは慎重に選ばなければなりません。
残業時間なし
たまにですが、残業時間がないとされる会社があります。嘘だろと思いますが、実際に計画的に行動しできるだけ残業をなくそうと努力している会社が多いです。
「残業時間40時間」と「残業時間なし」と書かれた会社なら断然「なし」の方を選ぶべきです。
福利厚生
福利厚生の充実は生活の質に繋がります。住宅手当や通勤手当など、年間に換算すると結構な額になります。福利更生はいわば会社から従業員への感謝の気持ちの現われとも言えます。
PMを目指せる
キャリアプランが明確かどうかはかなり大事です。SEとして働くからには順番にステップアップできる道が用意されてなければ成長できません。いつまでもプラグラマーのような仕事をするためにSEになったわけではないはずです。
ですから、その企業でSEで働いた時にどういうキャリアが築けるかは見ておかないといけません。一般的なSEのゴールはPM(プロジェクトマネージャー)です。つまり、一案件を統括するトップになること。
ちゃんとキャリアプランが築けている企業は一生社員を育てていきたいと考えている企業です。
自社開発
客先常駐と自社開発では、精神的なストレスの感じ方が大きく変わってきます。客先常駐はお客様の会社の中に入って知らないエンジニアと一緒の仕事をします。一方で自社開発では、自分たちの会社内でいつものメンバーで仕事をしていきます。
ずっと同じメンバー仕事ができる自社開発の方が仕事をやりやすいのは明白ですよね。
しかし、今のIT業界は 2 : 8 の割合で客先常駐タイプのSE企業が多いです。ですから中々未経験から自社開発に携われる機会は少ないかもしれませんが、該当する求人があればチャレンジしてみた方がいいと思います。
結局は好きかどうか
色々特徴を挙げてきましたが、結局はSEの仕事を好きかどうかです。好きでもない仕事をするのはどんな仕事でもブラックです。ブラックとは主観的な要素が強く、わたしからすると芸能界なんてブラックそのものですが、芸能人からすると好きで楽しくてやっているわけです。
ですから最終的には自分はSEが好きかどうかを考えるといいでしょう。
- 普段からプログラミングが好き。
- 新しいトレンドが好き。
- 人とのコミュニケーションが好き。
- 新しい人・ものと出会うのが好き。
- 指揮をとって進めていくことが好き。
この辺りが好きな人は間違いなく、SE向きです。仕事で仕方なくやるって人よりSEが好きだからSEをやっているという人は、好きでやっているのでブラックとは感じにくいです。